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6700Bq(2008)とは何だったのか

2008年に鞘堂で展示した作品「6700Bq(2008)」を聞きかじった美術のコンテクストから簡単に解説してみましたのメモ。

作品について

1対のブラウン管テレビの中央に椅子が置かれている。
椅子に着席した際、ちょうど目の高さになるよう配置。
左右のブラウン管テレビからは、それぞれ少しずれた周期で白い閃光と共にビープ音が鳴り響く
鑑賞者は向かい合ったブラウン管の真ん中に着席し、周期的に繰り返す左右同時に鳴り響く時を待つ。

キャプションについて

タイトル「6700Bq」Bq(ベクレル)は、人体にはおよそ6,000-7,000Bqの放射能があることより。
ブラウン管からは放射能が出ている
ブラウン管からの紫外線で黒人になる装置
キング牧師のblack is beautifulからの引用
金は美しい
ブッタの肌色は金
虹は光の屈折現象なので可視光以外の紫外線もある
8色目は紫外線であると仮定
紫外線を被曝することで黒くなる
アメリカで黒人大統領オバマが当選
黒人になるという事は大統領になる事

樫田壮一個人について

アルマゲドン思想として、放射能汚染による世界平和をコンセプトにした連作の1シリーズ。
(参考「千葉大祭の「神、降臨。コバルト爆弾αΩ×WAVIRUS(2007)」など)
D
D
ヒーローを創造したい願望がある。
(参考「音ヴァリキャン(2003)」)


※2008年におけるヒーローはまさにオバマだった
オウム真理教サリン事件の影響
神戸児童殺傷事件
インターネット
エバンゲリオン
千葉
鉄冷え
田舎コンプレックス
デトロイトテクノ
無職という圧力

アートのコンテクストにて語ると

白い閃光とサイン波は精子である
一番ミニマルな形での表現として白、サイン波を使用
左右同時に鳴る瞬間へのクレッシェンドは射精をモチーフにしている
日本のAVカルチャーとしてBUKKAKEは海外でも通じる日本語になっている
樫田壮一のオナニー作品である
講評にて酷評されたのはデュシャン泉の引用である
また、題名に寄って嘘を誠と設定する手法は小説の方法による。
※とてもじゃないがそんな事あの席では言えない....

そんな作品を千葉市美術館の鞘堂で展示させていただいたというのは、大変に光栄で大いに感謝してます。

新作作ろう。誰か飲んで下さい。明後日はシュールレア観に行きます。